一番妊娠しやすい日・時期はいつ?生理後・排卵日の妊娠確率を婦人科医が解説

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妊娠を希望している方はもちろん、今は妊娠を避けたいと考えている方にとっても、妊娠しやすい時期や妊娠確率は気になるテーマではないでしょうか。

妊娠は、排卵のタイミングと深く関係していますが、一方で「安全日」「危険日」といった言葉がひとり歩きし、正しい知識が分かりにくくなっているのも事実です。

生理直後は本当に妊娠しにくいのでしょうか?排卵日はどのくらい正確に予測できるのでしょうか?

この記事では、妊娠しやすい日・妊娠しやすい時期の考え方について、産婦人科専門医が解説します。

※本記事では「生理」という表現を使用しますが、天神駅前婦人科クリニックでは医学用語として主に「月経」を用いています。

 目次

    妊娠しやすい時期・
    妊娠しやすい日はいつ?

    もっとも妊娠しやすい時期は「排卵日の前後数日間」です。中でも、排卵日の2日前から前日にかけては妊娠する確率が最も高く、一回の性行為でおよそ約25〜30%と報告されています。

    妊娠が成立するためには、排卵された卵子と精子が出会う必要があります。卵子が受精できる時間は排卵後およそ24時間以内と短い一方で、精子は女性の体内で3日ほど生存することが知られています。そのため、排卵日当日だけでなく、排卵前から排卵直後にかけての期間が、妊娠しやすい時期となるのです。

    ただし、排卵日は毎月必ず同じ日に起こるわけではありません。体調不良やストレス、生活リズムの乱れなどによって前後することもあります。

    一番妊娠しやすい日は生理後何日?

    一番妊娠しやすい日は生理後何日?

    月経周期が28日程度の方の場合、排卵は生理開始日からおよそ14日目頃に起こることが多いため、生理が終わってから1週間前後〜2週間ほどの時期が、妊娠しやすいタイミングの目安になります。

    ただし、生理後何日目に排卵が起こるかは、月経周期の長さや体調によって個人差があります。

    生理が終わったからといって、すぐに妊娠しやすくなるわけではありませんが、排卵が近づくにつれて妊娠の可能性は徐々に高まっていきます。

    そのため、「生理後◯日なら安全」「この日を過ぎたら妊娠しない」といった単純な考え方はできず、生理後の日数だけで妊娠確率を判断することは難しいです。

    生理直後の妊娠確率

    生理直後の妊娠確率は低いと考えられますが、ゼロではありません。排卵がまだ先である場合、生理直後の妊娠確率は数%未満です。

    もっとも妊娠しやすいとされる排卵日の2日前は、1回の性交渉あたりの妊娠確率は約25〜30%ですが、生理直後はそこから大きく離れているため、妊娠の可能性は低くなります。

    ただし、生理周期が短い方や、排卵が通常より早く起こる方の場合、生理直後の性交渉が排卵日前のタイミングと重なることがあります。精子は女性の体内で数日間生存できるため、このようなケースでは、生理直後の性行為であっても妊娠が成立する可能性があります。

    生理直後は妊娠しにくい時期ではあるものの、絶対に妊娠しない時期ではありません。妊娠を望まない場合は、生理直後であっても避妊を行いましょう。

    参考:日本産婦人科医会「タイミング」

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    危険日・安全日って本当にあるの?

    妊娠しやすい時期を指す「危険日」、妊娠しにくい時期を指す「安全日」などの言葉は医学用語ではなく、昔から目安として使われてきた表現です。

    妊娠のしやすさは、排卵のタイミングや体調によって大きく変わるため、「この日なら絶対に大丈夫」「この日は必ず妊娠する」と言い切れる日は存在しません

    そのため、危険日・安全日という言葉をそのまま信じてしまうと、予期せぬ妊娠につながる可能性があります。

    一般的に言われる「危険日」とは

    一般に「危険日」と呼ばれるのは、排卵日の前後数日間を指すケースが多いです。

    これは、排卵前に体内に入った精子が生存している状態で排卵が起こると、受精しやすくなるためです。

    月経周期が28日程度の方の場合、生理開始日からおよそ14日前後が排卵日となることが多く、この前後が「妊娠しやすい時期」と考えられています。

    ただし、排卵日は体調やストレスの影響を受けやすく、毎月同じ日に起こるとは限りません

    医学的に「絶対安全日」は存在しない

    医学的には、「絶対に妊娠しない安全日」は存在しません

    排卵のタイミングは予測が難しく、予定より早まったり遅れたりする場合があります。また、精子は女性の体内で数日間生存できるため、想定外のタイミングで妊娠が成立する可能性もゼロではありません。

    そのため、「安全日だから避妊しなくても大丈夫」と考えるのは危険です。

    妊娠しやすい日を知るための4つの方法

    • ①オギノ式で排卵日を予測する
    • ②基礎体温から排卵日を予測する
    • ③排卵日予測検査薬を使用する
    • ④おりものの変化から排卵日を知る

    妊娠しやすい日を知るためには、排卵日がいつ頃なのかを把握することが大切です。いくつかの方法を組み合わせることで、妊娠しやすい時期の目安を知ることができます。

    ①オギノ式で排卵日を予測する

    生理周期から排卵日を予測する方法です。一般的には、生理周期から14日を引いた日が排卵日のおおよその目安とされています。

    たとえば、生理周期が28日の方であれば、28日−14日=14日目頃がおおよその排卵日です。

    生理周期が比較的安定している方にとっては、妊娠しやすい時期を把握する一つの目安になります。

    ②基礎体温から排卵日を予測する

    基礎体温から排卵日を予測する

    基礎体温とは、朝目覚めてすぐ、体を動かす前に測る体温です。

    基礎体温を毎日記録していくと、低温期と高温期の二相に分かれ、その切り替わりの前後に排卵が起こるとされています。基礎体温を継続して測ることで、自分の排卵の傾向を把握しやすくなります。

    一方で、睡眠不足や体調不良、測定時間のずれなどによって体温が変動しやすく、短期間では判断が難しいという側面もあります。

    ③排卵日予測検査薬を使用する

    排卵日予測検査薬は、尿中のホルモンの変化を調べることで、排卵のタイミングを予測する検査薬です。

    排卵の直前に分泌が増えるホルモンを検出することで、妊娠しやすい時期が近づいているかを把握しやすくなります。

    ドラッグストアなどで購入でき、自宅で手軽に使用できる点がメリットですが、使用するタイミングや体調によっては判定が分かりにくい場合もあります。

    ④おりものの変化から排卵日を知る

    排卵が近づくと、おりものの量や性状が変化することがあります。

    透明でよく伸びる、卵の白身のようなおりものが見られる時期は、排卵が近いサインの一つとされています。

    普段からおりものの状態を観察している方であれば、変化に気づきやすい方法ですが、体調や個人差の影響を受けやすく、判断が難しい場合もあります。

    排卵日はどこまで
    正確に予測できる?

    排卵日はどこまで正確に予測できる?

    排卵日を完全に正確に予測することはできません。どの方法を使っても、排卵日は数日程度前後する可能性があります。

    排卵は女性ホルモンの影響を強く受けるため、ストレスや睡眠不足、体調の変化などによって、予定より早まったり遅れたりする場合があります。そのため、オギノ式や基礎体温、排卵日予測検査薬を使っていても、予測と実際の排卵日がずれることは珍しくありません。

    妊娠しやすい排卵日を知るための方法はあくまで「目安」として考え、排卵日前後の期間を幅をもって捉えることが大切です。

    妊娠しやすい日が
    分かりにくいケース

    • ・強いストレスがかかっているとき
    • ・生活リズムが乱れているとき(睡眠不足・不規則な生活など)
    • ・生理不順がある場合
    • ・産後や授乳中など、ホルモンバランスが大きく変化している時期

    妊娠しやすい日は、排卵日を目安に考えることができますが、身体の状態によっては判断が難しくなることもあります。

    女性の排卵は、女性ホルモンのバランスによってコントロールされています。そのため、ストレスや体調の変化、生活環境の影響を受けやすく、予測していた排卵日より早まったり、遅れたりすることがあります。

    また、生理が来ている場合でも、必ずしも毎回排卵が起こっているとは限りません。

    生理周期で不安がある方は
    天神駅前婦人科クリニックへ

    妊娠しやすい日や妊娠確率は、排卵日を目安に考えることができますが、体調や生活環境によって変化しやすく、「自分の場合はどうなのか分からない」と感じる方も少なくありません。

    生理不順がある方や、妊娠を希望している方、反対に妊娠を避けたい方にとっても、正しい知識をもとに自分の身体の状態を知ることはとても大切です。

    天神駅前婦人科クリニックは、女性特有のお悩みを安心して相談できる「心と身体のよりどころ」となることを目指しています。

    デリケートな内容だからこそ、一人で抱え込まず、専門の医師にご相談ください。

    よくあるご質問

    安全日であれば妊娠しないのでしょうか?
    A.いいえ、安全日であれば絶対に妊娠しないわけではありません。一般的に、生理周期の中で妊娠しにくい時期を「安全日」と呼ぶことがありますが、医学的に絶対に妊娠しない日は存在しません。排卵のタイミングは、ストレスや体調不良、生活リズムの乱れなどによって前後します。「安全日だから大丈夫」と考えず、妊娠を望まない場合は必ず適切な避妊を行いましょう。
    オギノ式の計算はどんな人にも有効ですか?
    A.オギノ式は、生理周期から排卵日を予測する方法として広く知られていますが、生理周期が安定している方にしか当てはまりにくいという弱点があります。生理周期は、疲労やストレス、ホルモンバランスの変化によって簡単にずれてしまうため、オギノ式の計算結果と実際の排卵日が一致しないケースも珍しくありません。そのため、避妊目的でオギノ式のみに頼ることはおすすめできません。
    生理不順のためピルを服用していますが、不妊にならないか心配です。
    A.低用量ピルの服用が不妊症の原因になることはありません。低用量ピルは一時的に排卵を抑える作用がありますが、服用を中止すれば自然に排卵は再開します。ただし、ピルをやめてから数カ月経っても生理や排卵が起こらない場合は、別の原因が考えられるため、一度婦人科での診察をおすすめします。
    生理直後に妊娠する人もいますか?
    A.はい、生理直後に妊娠するケースは実際にあります。一般的には、生理中〜生理直後は排卵まで時間があるため「妊娠しにくい時期」とされていますが、排卵が通常より早く起こった場合や、生理周期が短い方の場合には、妊娠が成立する可能性があります。精子は体内で数日間生存するため、生理直後の性交渉であっても、排卵のタイミングと重なれば妊娠する可能性があります。

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    • 2025/12/16

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    • 2025/10/21

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