人工妊娠中絶手術の流れ

Flow

妊娠週数12週未満の初期中絶手術

天神駅前婦人科クリニックでは、母体への負担が少ない妊娠週数12週未満の初期中絶手術を承っております。当クリニックで行っている初期中絶手術の流れについてご説明いたします。

日帰り中絶手術の流れ

1.診察のご予約

まずはお電話またはWEB予約にて、診察のご予約をお願いいたします。お電話いただく際は、休診日以外の10:00~19:00まで承っております。WEB予約は24時間可能です。

当クリニックでは妊娠週数12週未満の初期中絶手術のみ対応しております。中絶手術を迷われている場合でも、ご本人で認識されている妊娠週数と実際の週数が異なる場合があるため、週数の確認だけでもお早めに行っていただくことをおすすめいたします。

※なお、当クリニックでは初診当日の中絶手術も承っております。ご希望の方はお電話にてお問合せください。

2.中絶手術前の検診

中絶手術を受けていただく前に、診察、採血検査、性感染症検査(クラミジア感染症・梅毒・HIVなど)、子宮卵巣のエコー検査を行います。診察では、主に以下の項目について確認させていただきます。

  • ・最終月経開始日
  • ・既往歴・持病の有無
  • ・妊娠経験の有無
  • ・中絶手術経験の有無
  • ・悪阻の有無

中絶手術について、事前にきちんとご説明をさせていただきます。もしもご不明点やご不安なことがございましたら、どんなに些細なことでもご相談ください。

3.中絶手術前の注意点
  • ・中絶手術前の注意点として、手術開始6時間前から絶食、3時間前から飲水禁止となっております。もしも胃の中に内容物がある状態で静脈麻酔を行った場合、手術中に無意識に嘔吐し、肺や気管に吐瀉物が詰まるなど、窒息を起こす原因になることもあるためです。
  • ・中絶手術中のバイタルサインを確認する機器を指にはめるため、マニキュアやネイルアートをされている方は、中絶手術の前に落としてからご来院いただくようお願いしております。

※上記のことがお約束いただけない場合、お身体の安全のために中絶手術が出来かねる場合がございますので、予めご了承ください。

4.中絶手術の当日について

①問診:中絶手術の当日は、健康状態についての問診を行い、中絶手術同意書をお預かりいたします。その後、術衣に着換えていただき、手術室へご案内いたします。

②麻酔:手術は、静脈麻酔がしっかり効いていることを確認した後に始まるため、患者様が術中に痛みを感じるということはございません。なお、当クリニックでは中絶手術に伴う痛みやご不安をできる限り取り除きたいと考えております。静脈麻酔の点滴をする際の痛みをとる「麻酔テープ」のご用意もございますので、ご希望の方は当日の問診時にお申し出ください。

③手術:吸引法による中絶手術は、手術自体は10分程度で終了し、静脈麻酔の時間も出血量も少量で済みます。手術後は約1時間ほど回復室でお休みいただき、その後ご帰宅いただけます。初期中絶手術の場合は入院の必要はなく、日帰り手術となりますので、ご安心ください。

5:中絶手術後の注意点
  • ・静脈麻酔を使用するため、原則としてお車の運転はできません
  • ・中絶手術後、当日は無理をせず、なるべく安静にしてください。
  • ・術後当日はシャワーのみ可能です。湯船での入浴は控えてください。
  • ・デスクワークなどの仕事や軽い労働であれば翌日から可能です。
  • ・術後3日間程度は、感染症予防のために抗生物質、子宮を効率良く収縮させるために子宮収縮薬を服用していただきます。
  • ・術後には必ず出血が伴います。妊娠の週数が進むほど、出血量は多くなるとお考えください。通常、1~2週間程度で自然に治まっていきます。また、一時的な下腹部痛を感じることがありますが、こちらも時間の経過とともに治まっていきます。
  • ・手術の直後は、妊娠時の影響が多少残っているため、微熱などが続く場合があります。

中絶後の心と身体のケア

中絶手術後の心と身体のケア

当クリニックは中絶手術後の患者様の心と身体のケアを大切にしております。将来妊娠した時に受精卵が着床して育つところは子宮内膜であるため、中絶手術後に子宮内膜がちゃんと再生しているか、確認を含めたフォローアップを行います。患者さまに超音波(エコー)の画像をお見せしながら、子宮内膜の状態をわかりやすく説明いたします。

また、中絶手術後の埋葬として、当クリニックでは専門の会社へ委託しておりますのでご安心ください。そのため、患者様ご自身で火葬などの手配をしていただく必要はございません。

妊娠中絶手術を受けられた患者様が、不安を抱える期間が少しでも減るように、しっかりとご自身の身体の状態を理解することで前に進んでいただきたい、そのためのサポートをしたいと考えております。

お急ぎの方はお電話ください

診察のご予約はこちら

開院時間|10:00~19:00 ※最終受付 18:00

中絶手術後に
起こる可能性のある症状

中絶手術後は、下記のような症状が生じる可能性があります。症状が重い方やご心配なことがある方は、当クリニックまでご相談ください。なお、術後一週間のタイミングで検診をご案内しておりますので、必ず受診するようにしてください。

出血について 中絶手術後1~2週間程度、生理のような出血が続く場合があります。個人差がありますが、おりもののようなごく少量の出血から、生理2日目くらいの多量な出血まで生じる可能性があります。ほとんどの場合は、出血は数日間で減少し始めます。あまりにも多量である場合や、期間が長く続く場合は、当クリニックまでご相談ください。
痛みについて 生理痛のような痛みが数日から一週間程度生じる場合があります。手術後に、妊娠によって大きくなった子宮が元の大きさに戻ろうと収縮するために起こる痛みです。鎮痛剤を処方しますので、腹痛が気になる場合は服用するようにしてください。また、痛みがつらいときは、無理せず安静に過ごすようにしてください。
発熱について 中絶手術後の数週間は、妊娠ホルモン(hCG)や女性ホルモンの残存により発熱する可能性があります。万が一39度の発熱が2日以上続く場合は、速やかに当クリニックまでご連絡ください。また、術後の感染症を防ぐためにも、処方する抗生剤等の内服薬は、必ず服用するようにしてください。
中絶後遺症候群(PAS) 中絶手術後にPTSD(心的外傷ストレス)を発症する方がいらっしゃいます。中絶手術を経験したことによって発症したPTSDは、PAS(中絶後遺症候群)と言います。当クリニックでは、お身体に負担の少ない安全な手術を行うことはもちろん、心のケアも大切にしたいと考えておりますので、お悩みの方はぜひお気軽にご相談ください。

中絶後に関するよくあるご質問

中絶手術後の生理はいつ頃来るのでしょうか?
A.おおよそ手術後1ヵ月後~2ヵ月後にくる場合が多いです。手術後2ヵ月経っても生理が来ない場合は当クリニックまでご相談ください。
中絶手術後に出る症状はどのようなものなのでしょうか?
A.個人差はございますが、手術4、5日後から出血や腹痛が生じ、1~2週間程度出血が続く事もございます。 また、出血がまったく出ない場合もございますが、当院の指示をしっかり守って検診にも来るようにしてください。
中絶手術をした日に入浴はできますか?
A.シャワー浴であれば手術翌日から可能です。入浴は手術後の検診を終えるまで控えていただくことをおすすめしております。
中絶手術後の日常生活で注意する事はありますか?
A.日常生活で注意が必要なの事は、何をするにも無理をしないという事になります。また、術後の検診までは入浴を控えシャワーだけで済ませるようにしてください。

News

お知らせ

  • 2023/01/05

    お急ぎの方はお電話でご予約をお願いします。

  • 2022/05/09

    HPVワクチン9価(シルガード9)のご予約承ります。